Googleのメッセージングサービスを整理する
先日、Googleはメッセージング/コミュニケーション関連の統一責任者を設定しました。
また、「Hangout Meet」を「Google Meet」に改名したのも最近のことです。Google MeetはGSuite利用者向け(つまり有料)ですが、現在は無料のGmailユーザにも開放されつつあります。
そもそも、Googleの関連サービスは名前が似ていたり機能が被っていたりと混乱を積極的に誘ってきます。そこで、とりあえず整理してみました。
Google Meet(Meet)
- ビデオ会議用
- G Suiteアカウント用
- 無料版は最大100人、有料版(本来のもの)は最大250人が同時に参加可能
- 2020年9月30日までは全てのGoogleアカウントに公開中(10月以降は60分間の時間制限が設定される見込み)
- Hangoutの法人向け派生製品「Hangout Meet」から改名
- 「Zoom対抗」と言われることが多い印象
Google Hangouts(ハングアウト)
- 文字チャット、音声会議、ビデオ会議
- 全てのGoogleアカウント用
- ビデオ会議は最大10人が同時に参加可能
Google Duo(Duo)
- 元々、狭帯域ネットワークでもビデオ通話ができるスマートフォンアプリとして開発(当初は電話番号が必須だった)
- 全てのGoogleアカウント用(ただし、この記事を書いている時にandroid版を試したところ、電話番号を入れないと使えなかった)
- 同時参加可能な人数は2020年3月に12人に拡大、さらに32人に拡大するとの話
Google Messages(メッセージ)
- SMSおよびインスタントメッセンジャー
- 全てのGoogleアカウント用
Google Chat(Chat)
- 文字チャットおよび音声会議用
- G Suiteアカウント用
- Hangoutの法人向け派生製品「Hangout Chat」から改名
- 「Slack対抗」と言われるらしい
Google Voice(Voice)
- 基本的に音声通話
- 米国とカナダの固定および携帯電話との通話が可能(有料)
- 全てのGoogleアカウント用
というわけで
ビデオ会議は、Meet、Hangout、Duoのいずれかですね。 この3者に限った比較は、下記記事をどうぞ。