Torでデータを交換するメッセンジャーBriar、セキュリティ監査を通過
「TorベースのメッセンジャーBriar、セキュリティ監査を通過。ベータ段階へ」
プライバシーを重視したメッセンジャーといえばSignalですが、データをTorネットワークで中継することで、匿名性をさらに高めたBriarの開発が進んでいます。
先日、セキュリティ監査がCure53(SecureDropやDovecotも調査した組織)により行われ、適切との結論が下されました。
もちろんEnd-to-end暗号化、Forward secrecy。メタデータをやり取りしないようになっています。また、状況によってはWiFiネットワーク内部やbluetoothメッシュで通信することも可能です。
とりあえず現状ではAndroidアプリのみですが、iOS版も検討はされています。
なお、Torを介するメッセンジャーとしてはTor本家によるTor MessengerがデスクトップOS(Linux, macOS, Windows)で使えます。BriarはTor本家とも協力関係にあるとのことです(が、おそらくプロトコルが違うので相互通信は現状では無理でしょう)。