Appleの決算が悪かったようなので(全体の)グラフを描いてみた
Appleの決算が発表され、売上も利益も台数も全て悪い結果がニュースになってましたね。
そこで、Gartnerの数字で、販売台数のグラフを出してみたいと思います。ただしベンダ別の集計はしんどいので全体だけ。
スマートフォン全体とフィーチャーフォン全体、PC全体を並べてみました。出所は携帯系がGartnerのサイト、PCはそれをまとめたWikipedia英語版のページです。途中でスマートフォンの台数が四半期レベルしかなくなったりでしんどくなったので、2007年まで。
(2015年、2014年の携帯系なら下記)
(PCは下記、元はGartnerの発表)
https://en.wikipedia.org/wiki/Market_share_of_personal_computer_vendorsen.wikipedia.org
これを見る限り、結構景気よく伸びているのですが、スマートフォンだけ伸び率をとると、次のようになります。
これだと、2016年の成長率はゼロになってもおかしくないですね。
なお、2014年から2015年(通年)にかけてだと、Appleのシェアは上昇しています。一方、2015年2月から2016年2月(1か月間)だと、一部の国を除いてシェアは低下しています。
もっとも、米国の若者の間ではiPhoneが圧倒的に人気だそうですが。
いずれにせよ確実なのは、既に世界人口のそこそこにはスマートフォンも普及して、アップグレードの機運も衰えてきているということですね。既に中国も市場は飽和しており、Gartnerは2016年の伸び率をわずか0.7%と推定しています。
タブレットはとっくに下降線、腕時計も「その他」な状況なので、Apple以外もハードウェア販売では当分苦戦することになりそうです。