ドイツ諜報局、ロシアによる影響・攻撃を警告

「ドイツにて、ロシアのプロパガンダやサイバー攻撃の増加が確認される」

in.reuters.com

「Fancy Bear(ロシア政府関連とされるクラッカー集団)、ドイツを含んだ西側への情報戦争を準備」

arstechnica.com

ドイツで諜報活動を行う機関であるBfV(連邦憲法擁護庁)は、ロシアによる活動の急激な増大を警告しています。以前から指摘はありましたが、この数週間の増大は特に大きいとのこと。

既に米国は先の大統領選などに関連してDNC(民主党全国委員会)への侵入などの背後にロシアがいるとして調査を進めており、英国でも対抗が必要との声が出ていますが、今回の動きはこれらとほぼ同様とみていいでしょう。

BfVが報告するロシアの活動は、「偽情報の流布・プロパガンダ」と「ドイツの政党や議員のコンピュータへの侵入」からなり、これらを通じてドイツ社会を不安定化し、過激主義グループ・政党を強化することを目的とするとしています。

今の時代、こういった活動をする国家がロシアだけとはとても思えませんが、少なくとも欧州ではロシアが最も危険視されているのは確かといったところでしょうか。