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マイクロソフト、他アプリケーションでの操作をサーバに送る特許を取得

「薄気味悪い特許を背景に、Windowsは将来、あなたのする全てを「よりよい検索結果のため」Bingに送信することになるかも」

mspoweruser.com

マイクロソフトがとった特許が少し話題です。「作業連続体を通じた検索クエリ生成(QUERY FORMULATION VIA TASK CONTINUUM)」というタイトルの特許で、アプリケーション内での操作(例えばWordでの入力内容や閲覧中のPDF文書)を、別のアプリケーション(例えばブラウザ)に引き渡し、検索クエリを生成、検索結果の順位を調整するというものです。画像や音声なども機械認識させて利用することも想定しています。

特許資料内には、プライバシーのため取得する情報は抽象化された最小限のものとして個人を特定可能な情報はとらない、としていますが、やり方によっては抽象化されたテーマから利用者の人物像を浮かべることは不可能ではないでしょう。また、外交や軍事などを含む機密情報を扱う部署で、こういう機能をもったOSを使った場合、少なくともマイクロソフトに機密がもれる可能性がありますし、この技術は「他のアプリケーションに引き渡す」だけなので、他の会社に情報がもれる可能性も否定はできないでしょう。

コメント欄では「googleFacebookもやってるじゃないか」という声もあるのですが、少なくともワードプロセッサやPDFビュワーの情報をもっていくことは、どちらもやっていないと思います(だからといって両社が膨大なデータを集めていること自体は事実ですが)。また、少なくともマイクロソフトWindows 10について、どんなデータをマイクロソフトに送っているのかを明らかにしていませんし、OS内で広告を表示しています(Androidでもやっていないことです)。この状況で信用するのは、個人的にはちょっと難しいと言わざるを得ません。

実は、一部のIMEの挙動が、これに近いものと思います。例えばAndroidだと、日本語入力ソフトによっては入力内容をサーバに送信する場合があります。最近は警告はされるようになっていますし、入力した内容限定ではありますが。

プライバシーで難しいのは「それによる影響を想像できる人があまり多くなく、説明しても分かってもらいづらい」点だと、個人的には思っています。