古いUMPCをNextcloudサーバにしてみた

うちには古いUMPCの1つ、ONKYO BX407A4があります。

www.jp.onkyo.com

  • CPU:Atom Z515
  • メモリ:512MB
  • ストレージ:SSD 32GB
  • スクリーン:4.8型、1024x600ピクセル

Windows XPなら動くという代物です。

ずっと放置状態だったんですが、ふと、家庭内Nextcloudサーバにしてみては、と思いついて、やってみました。

OSを入れる

Z515は64bit(AMD64)に対応していないため、32bit対応OSが必要です。今回は普通にdebian(buster)を選びました。

普通にセットアップしつつ、GUI環境は一切なし、SSHは入れるという設定にしています。最初、試しにGUIを有効にしてみたのですが、あまりにも挙動が重すぎて無理でした。

Nextcloudを入れる

下記を参考に、パッケージを個別に入れました。

www.howtoforge.com

php.iniは少しアレンジ。メモリは512MBしか実装してない以上、それよりは少なくしました。

memory_limit = 384M
upload_max_filesize = 500M
post_max_size = 500M
max_execution_time = 300
date.timezone = Asia/Tokyo

IPアドレスを固定する

例えば次のページにあるような設定をしました。

www.hiramine.com

この状態で、LAN内の他PCからアクセスしてみたのですが、通りません。調べてみたら、apacheIPv6だけで待ち受けてました。

ちなみにNextcloudのインストールはsnapパッケージを使う例が多いのですが、私はここが解決できなかったので全パッケージを入れるようにしました。

IPv4を使わせる

次にもあるように、設定を変える必要がありました。

qiita.com

設定の場所がRHEL系とdebian系では違うので、最初面食らいました。

www.linux.net-japan.info

これでLAN内のPCからアクセスできるようになりました。

終結

最終的には、使うのはやめてしまいました。Nextcloudは動いたものの、うちのBXは電源の接続がやや不安定で、しかもバッテリが完全になくなっているので、本体にちょっと衝撃がかかっただけで電源が切れてしまうんです。残念。