有力IT企業で相次いでセキュリティ担当者が退職へ

GoogleFacebookTwitterのセキュリティ関係役員、退職を発表

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  • FacebookCSO、Alex Stamos氏(8月末で退職との報道、今後の予定は不明)
  • Googleの情報セキュリティ部門のdirector、Michal Zalewski氏(3月末で退職、今後の予定は不明)
  • TwitterのCISO、Michael Coates氏(恐らく近日、次はセキュリティ関連で起業を予定)

中でも、FacebookのStamos氏は、Yahooの元CISOで、米政府(FBIなど)から同社メールをいつでも検索できる機能の追加をめぐって戦った人でもあります(CEOのMarissa Mayer氏が政府に従う判断をして、Stamos氏はYahooを去りました)。

NYTimesの大元の記事によれば、彼はFacebookに対するロシア政府の干渉について、より多くを公開し、今後の改善のため再構築することを主張したものの通らず、配置転換で部下の数も120人から3人まで減ったとのこと。ただし、この減少と退職申し出の前後関係は不明です。

ちなみに、NYTimesの情報源には現在のFacebook従業員も含まれます。同社は社内で非常に多くの情報を共有する割にリークが少ないのですが、今回の件では内部で意見が割れている可能性があるのかもしれません。