セキュリティソフトが更新されないとWindows Updateが来ない時代に

マイクロソフト曰く『アンチウイルスレジストリ設定しない限りWindows Updateも降ってきません』」

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先日のMeltdown, Spectre脆弱性の影響は、思わぬ形で影を落としつつあるようです。

マイクロソフトはこの脆弱性への緊急パッチを公開しました(AMDの一部CPUでトラブルが起きてますが)が、この時に特殊な制約を課しました。それは「PC内のアンチウイルスソフトが今回の変更の影響に対応し、その証として所定のレジストリを設定する」ことです。

そして1月9日(米西海岸時間)、Windows Updateの2018年1月分パッチが公開された……のですが、人によっては、Windows Updateでチェックしても何も来ていないかもしれません。

実は、それはアンチウイルスの問題です。

2018年1月(およびそれ以降)のパッチは全て、先ほどのアンチウイルス対応の証であるレジストリの設定がない限り、自動的には来ないのです。それが最初に挙げた記事の趣旨です。

Meltdown, Spectre以外にもパッチの対象はあるので、あまりにも反応が遅いようなら、アンチウイルスソフトのベンダーに問い合わせてみるのもいいかもしれませんね。「自分でレジストリを設定してください」とか言われてしまうかもしれませんが……。