米国土安全保障省(DHS)、DJIのドローンはスパイの可能性ありと警告

「ドローンメーカーが中国の対米スパイ行為に加担した可能性が高いと警告、米国土安全保障省(DHS)」

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中国DJIのドローンが、中国からの対米スパイ行為を行っていた可能性が高いという警告を、DHSが法執行機関(警察など)や一部企業に送っていたことが判明しました。

ドローンのAndroidアプリがユーザ名や電話番号、撮影した画像や動画、顔認識情報などを収集し、中国本土などのサーバに送信しているというのがDHSが問題視する点です。

DJIが単に企業として情報を集めたとしても、中国政府は国内企業に対して極めて強い影響力をもつため、収集したデータが中国政府に使われていることを懸念するものです。DHSは、このデータがテロ組織(?)や国家をバックにした組織などにも流されていることを懸念しているようです。

なお、DHSの警告のソースは「公開情報やUAS(無人航空システム)業界」とされており、米国内の同業者が優勢なDJIを排除するために「情報提供」しているのでは、という疑惑も出ています。