暗号弱体化に関する各国の動向(2017年)
暗号規格にバックドアを、というとクリッパー・チップを思い出します。
http://www.jiten.com/dicmi/docs/k8/15681s.htmwww.jiten.com
が、「暗号化された通信の中身を見たい」という気持ちはそう簡単になくなるものではないようです。
「オーストラリア、次回の『Five Eyes』会合で暗号規格の弱体化を推進する考え」
オーストラリアの提案内容は記事中ではあまり明確には出ていませんが、「弱体化」と「キーエスクロー(クリッパーの仕組み)」を考えているようです。
また、Five Eyes(UKUSA協定)の構成メンバーでもあるイギリスも同様のことを(以前からですが)述べています。
「英政府は暗号バックドアをほしがっているが、その実、自らのメールサーバをブルートフォース攻撃から守ることすらできていない」
一方、そのイギリスが抜けようとしているEUは……。
「EU、新しいデータプライバシー規則案で(暗号通信への)バックドア設置の禁止を検討」
ちなみに、暗号とは関係ありませんが、こんな話も。
「EU、短すぎる製品寿命に対抗して『修理する権利』の法制化を準備」