WannaCryの作者は中国語話者か?
セキュリティ企業Flashpointが、世界中で大騒ぎになったWannaCry(WCry)ランサムウェアについて、脅迫メッセージの文面から「中国語話者が作ったのでは」と推定しています。
「WannaCryランサムウェアを言語分析。作者は中国語話者の可能性」
WannaCryの脅迫文面は全部で28の言語で用意されているのですが、このうちほとんど全てが、「英語版の文面をGoogle翻訳にかけた結果」と高い一致を見せています(全て98%以上、ちなみに日本語は99.34%)。また、英語は文法間違いなどからみてネイティブ(あるいは英語が堪能な人物)が書いた可能性は低いとみなされています。
これに対して、全く違うのが中国語(繁体字、簡体字両方)。文面も流暢で、誤字も「中国語IMEでミスした」ことを示唆するものとのこと。
WannaCryについては北朝鮮との関わりを指摘する声もあります。
また、WannaCryの犠牲者が、実は中国で多いとの指摘もあります。これが作成者と関連するかどうかは分かりませんが。
「新たなデータによれば、WannaCryの犠牲者が最も多いのは、ロシアではなく中国」