Unroll.meによるUberへのデータ販売と「商品」
先日、メールを自動的に整理するサービス「Unroll.me」がデータをUberに販売していたことが明るみに出て大騒ぎになりました。
この件で想起するのは「何かにお金を払ってないのなら、あなたはそこの顧客ではない――あなたの方が売り物の商品なのだ」という格言です。
http://www.yamdas.org/column/technique/you-are-not-the-productj.htmlwww.yamdas.org
少なくともUnroll.meは「匿名化されたメールの情報」は売っているわけで、FacebookやGoogleとは一線を画するものがあるといえそうです。もちろん人そのものを売っているわけではない以上、「利用者は商品」は(人身売買が依然存在することなどを考慮すれば)言いすぎかなとは思いますが。
自分が利用するサービスの対価を知るための基本は、契約内容を見ることです。もっとも、いつの間にか変えられているようだと困りますが。
一方、サービス提供側が株式を市場に出していれば、投資家報告(IR資料)を見れば、より実際的な「対価」を知ることができるでしょう。