米で「議員のブラウズ履歴を買おう(※)」というクラウドファンディングが発生

米国では、上院に続いて下院でも、プロバイダ(ISP)が顧客のネットアクセス履歴を用いた広告の展開を認める法案が可決されました。あとは大統領署名により施行されることになります。

この動きに対して「議員たちのブラウズ履歴を購入、公開してやろうぜ」というクラウドファンディングが起こっているようです。

共和党議員の関心データをISPから購入するクラウドファンディング・キャンペーンが複数開始」

news.softpedia.com

記事時点で既に述べ7000人以上がキャンペーンにお金を出しています(日本時間の3月31日8時過ぎ時点では、2つのキャンペーンはそれぞれ11,268人、3,786人が合計25万ドル以上を集めています)。

「議員のブラウズ履歴は購入できません。やめましょう」

www.theverge.com

同じ話を扱うThe Vergeの記事は冷静にタイトルで抑制を求めています。というのも、個人を指定したブラウズ履歴の取得は、今回の話でも不可能(違法行為)だからです。

代わりに、というわけでもないのでしょうが、こんな記事もあります。

「これが皆さん(のアクセス履歴)をプロバイダに売った265名の議員と、この法案のために支払われた金額の一覧です」

www.theverge.com

議員名と党(といっても共和党ですけど)、州、最も新しい選挙で集めた総額が票になってます。何の、かはともかく、ターゲット一覧ですね。