NIST、量子コンピュータでも解けない暗号化アルゴリズムを募集

次の記事の続き、的な内容です。

量子コンピュータは、現状では実用水準とは言えませんが、遠くない将来に実用化・普及する可能性が指摘されています。もし十分な能力をもてば、その超並列性により、既存の暗号化アルゴリズムを突破するのは、今よりは格段に容易になると考えられています。

そこで、米国立標準技術研究所(NIST)は、民間や学術界から、量子コンピュータによる解析に耐えるだけの新しいアルゴリズムの募集を開始しました。期限は【2017年11月30日】です。

「NIST、耐量子暗号の開発を呼びかけ」

「NIST、電子情報を将来にわたり使えるようにするため、公的に支援を募集」

ちょっと検索してみましたが、日本語だと個別項目（主に格子暗号）の話が多いようですね。一方、英語で「quantum proof crypt」とかで検索すると、Wikipedia（英語版）がヒットします。

残念ながら日本語版はないですね……。かなり分量があり専門的な内容なので、専門の方が同様の「全体像が見える」日本語版を起こしてくれないかなあ。