EC、個人情報の扱いに関してFacebookを批判、罰金の可能性も
なぜか日本語で扱う記事がほとんどないようなので(WhatsAppがあまり使われていないから?)。
「Facebook、WhatApp買収時にEUをミスリードしたと批判を受ける」
「Facebook、WhatsAppに対する220億ドルの買収に関してEUをミスリードしたとの批判を受ける」
2014年にFacebookがWhatsAppを買収する際、EUに対して、自動的な両サービスのユーザ情報の照合はできないと説明していました。しかし2016年8月、これを行う(明示的なオプトアウトは可能)と発表、プライバシー関連を中心として様々な批判が巻き起こりました。
今回は、その中でも最大のものと言えるでしょう。EUの執行機関であるEC(※EUの前身と同じ略称ですが意味は違います)は、2014年の申告に誤り、またはミスリードがあった可能性があるとして批判しています。なお、Facebookには応答する機会が1月末まで与えられています。
ECは、場合によってはFacebookに対して売上高の1%の罰金を科する可能性があります。ただし、買収そのものについては、今回の扱いの如何に関わらず有効とも言明しています。
ちなみに、ドイツや英国での規制当局の圧力を受けて、ユーザ情報の統合はヨーロッパでは中止されています(他地域ではオプトアウトしない限り統合済み)。