米で、スパイツールのメーカーに対する訴訟が有効と認定

スパイウェアによる浮気調査、広範な潜在的影響をもつ訴訟へ発展」

news.softpedia.com

米国での、しかもやや前の話ですが。

妻が浮気していないか調べるために、PCに調査用のスパイツール(WebWatcher)を仕込んだ夫がいました。妻の浮気相手と疑われた男性(実際はただの友達だったとのこと)は、この夫による調査でプライベートな会話が覗かれたとして、「夫」とツールのメーカーを提訴しました。前者とは早い段階で和解が成立したものの、後者は提訴は無効と主張し、地裁では無効との主張を認めました。一方、控訴審は一転して訴訟は有効との判断を示しました。

なお、メーカーへの提訴の根拠は「連邦盗聴防止法(federal Wiretrap Act)」「オハイオ州盗聴防止法(Ohio Wiretrap Act)」、「オハイオ州コモン・ロー」の3つです。

WebWatcherは、メーカーによれば、親が子を監視、あるいは企業が従業員を監視するのを目的としたツールとのこと。

現状は「控訴審で訴訟が有効と判断された」だけで判決ではないものの、もし監視ツールが盗聴とみなされれば、今後同様の訴訟が続く可能性もありえます。

そういえば日本では「カレログ」ってありましたね。あれは早い段階で騒ぎになり、アプリ自体も関連サービスも全面的に改訂される結果になりましたが。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%AD%E3%82%B0