サングラスは紫外線をどの程度カットするのか

なにやら、テレビで以前、「サングラスによっては、かけることで視野内が暗くなる分だけ瞳孔が開き、紫外線が入りやすくなる」とかいう話が流れていたようですね。ネット上でも、類似の話が書いてあります。

一方、サングラスは紫外線もカットしている、という話もあります。

そこで、計測してみました。測定に使ったのは、佐藤計量器製作所さんのPC-7960GTI。

www.sksato.co.jp

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Electronを5から6にアップデートしたら

electronとtypescriptを使ったプロジェクトで、electronをバージョン5から6にアップデートしたら、すごい数のエラーが……。

エラーメッセージを落ち着いて調べたら対応策も分かり、無事エラーがなくなりました。

今回食らったのは、次のものです。

  • IpcMessageEventで受けていたイベント関数の引数型がIpcMainEvent/IpcRendererEventに変わった
  • showSaveDialogの第3引数がなくなった。代わりに戻り値の型がPromiseになった
  • MenuItemのroleにあるselectallselectAllになっていた
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MultiByteToWideChar、WideCharToMultiByteとBOMの関係

意外と記載がないのでメモ。

Windows API文字コード変換をする定番のAPIとしてMultiByteToWideCharWideCharToMultiByteがあります(「ANSI」とUTF-16の変換だけならATL/MFCCW2ACA2Wが手軽ですが)。

しかし、これらのAPIは、公式ドキュメントにもBOMの扱いが書いてありません。

msdn.microsoft.com

msdn.microsoft.com

どうなるか分からないと扱えないので、試してみました。

環境はWindows 10(64bit)上のVisual Studio 2017のC++、コンソールアプリケーションです。

結論としては、変換元にBOMがある場合は、変換後もBOMつきとなります。変換元にBOMがなければ、変換後にもつきません。BOMはUTF-16UTF-8で正しく変換されます。

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npm-check-updatesからupdatesに移行しました。

npmのコマンドを打っていると、「おまえが使ってるパッケージに脆弱性あり。npm auditで調べろ」という警告が出ていました。で、調べてみると、全部がnpm-check-updatesの関連でした。アップデートの目的の1つは脆弱性の解消なのに、そのチェッカーが脆弱っていうのは笑えない話です(npm-check-updatesはめったに使わないし、攻撃経路は限られているような気はしますが、だからと言って脆弱性を放置したくはないのです)。

見てみたら、npm-check-updates自体、既に更新がほとんどされなくなってました。これじゃあ仕方ないですね。

そして、issueも立ってました。

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WindowsからLinuxへの移行を試してみた

前提

  • 2018年12月の試行の結果です。
  • Ubuntu Mate 18.04 LTSに、Windows 10の環境を可能な限り移行してみます。
  • PCは両OSのデュアルブートです。
  • 個人的な都合で、Microsoft Officeの文書を受け取り、オフラインでも扱いたいので、完全な移行は考えていません。
  • 「~があります(あるらしいです)」ではなく、実際に試した結果だけ書いています。
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Electronアプリケーションの翻訳(l10n)

Electronアプリケーションはクロスプラットフォームなのですから、可能なら世界各地で使えるようにしたいものです。そこで必要となるのが国際化(internationalization, i18n)と各言語対応(localization, l10n)。

文言からはじまってRTL(アラビア語など右から左へ書く言語への対応)、数字や日時の表記など色々とありますが、とりあえずここではアプリケーション上のメッセージの翻訳についてだけ考えます。

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